これぞ市場にて!

今日は、ある国でバザーに行ってきた。

どんなバザーかというと、

洋服、日用品、食料品まで売っているところ。

 

昔ながらの込み入った商店街って感じで、

「これぞ市場!」って感じましたね。

 

感動と恐怖と好奇心がくすぐられ、

特に、屋台的な食べ物屋さんに興味がありました。

 

麺とか、揚げパン的なものとか、

蒸しパン的なものとか、色々あって、

小さな店内で気軽に食べられる雰囲気。

 

そして、調理しているのが、

お母さん風の人達なのも、

親しみを感じる。

 

家庭料理っていうか、おやつっていうか、

欲しいものが多すぎて、

今日は買えなかったけど、

明日、ゲットしようと思います。

 

テイクアウトのお店やさんは、

ちゃんと屋根があるけど、

屋根のないパン屋さんがあってビックリしました。

 

近くに3軒も4軒もかたまっていて、

その土地に伝わる特徴的なパン。

同じような形のパンが山積みになっている。

 

あたり一面

香ばしい匂いが立ち込めていて、

本当にテンションが上がる。

 

この地方のパンは、基本、甘くないのがいい。

珍しく、菓子パンを見つけたんだけど、

2種類くらいしかなかった。

 

一個、買って帰った。

中味は、少し酸っぱいジャムっぽかった。

 

フルーツか何か良くわからない。

そんなにたっぷりとは入っていない。

 

あと珍しかったのは、

一見、韓国のチヂミのように見える薄っぺらいパン。

具は、緑色の野菜だと思う。

 

主食にするようなパンを売っているお店が

向かい合っていて、

その目と鼻の先には、

平たいパンに砂糖をまぶしたものが見えた。

 

そこも、明日偵察に行くつもり。

 

バザーに入ってすぐ、

手作りパンの山が見えた時、

「オー!」と思った。

 

笑顔のまんま前に進むと、

洋服屋さんが多かったけど、

その先には、軽食屋さんが何軒もあった。

 

やはり、私の興味は、食べ物。

 

ここは、物価が安いので、

日本で言うところのワンコインで

ご飯はお腹いっぱい食べられる。

 

明日の買い物が楽しみ。

 

露天で串刺し肉の炭火焼を見つけた。

 

赤くいこった炭の懐かしさと、

良く考えれば、

なんと贅沢な調理法なんだろう。

 

肉は、柔らかいのだろうか?

牛肉か、羊肉か、まさか馬ではないと思うけど。

 

とにかく、

その時の映像が目に焼き付いて離れない。

 

大量のパンに感動し、

屋台のメニューに興味津々、

好奇心を抱いたままバザーを後にした。

 

そうそう、

肉売り場は、恐怖でもあった。

 

入り口には、豚足?

その先には、羊毛を剥いだ肉の塊が2体、

テーブルに横たわっているし、

一体は後ろにぶら下がっている。

 

部屋いっぱいに並んだ

細長いテーブルの上には、

肉肉肉肉、内臓も、、、、

 

肉を見て、

「牛肉か?」

と身振り手振りで尋ねると、

 

「ヒヒーン」と売り場のおっさんは言った。

 

いやはや、

特に、肝臓とか、内臓の前を通るときは、

そのものを、とても直視できなかった。

 

でも、なぜか、臭くない。

 

私は、ある国のスーパーの肉売り場で、

気持ちが悪くなった経験がある。

 

スーパーを出て、バスを待っている時、

肉の異臭が鼻をついた。

 

何かと思ったら、洋服に染み付いているのだ。

 

洗濯をしないといられないくらいの臭さだった。

 

で、今日、買った肉は、全く臭くない。

 

「スープの良いだしが取れるといいな」

なんて考えながら肉の塊を切っていて、

「ギョッ!」とした。

 

美容院に行った後、短い髪の毛が

顔とかについているけど、

そんな感じで、肉に毛がついたままだ。

 

その部分を、

切り取ったり、洗ったりしたが、

リアルすぎて、気持ちが悪かった。

 

牛さんの黒い毛、、、

 

肉売り場に入る時、

柔和そうな「おばさま」に声をかけられた。

 

「トーキョー?」

「さよなら」

 

二つの言葉を言い残し、

とても、にこやかに、礼儀正しく、

満足げに、去って行った。

 

camomile