お母さんはプライベートシェフ!

プライベートシェフっていいね!

 

今は、プライベートシェフって感じがする。

 

ある日本人のマクロビオティックシェフがいて、

世界的に有名な歌手のツアーに一緒に付いて回っていた。

 

何かの本でそのことを知った時、

「いいな。。。」

って思った。

 

私は、基本、料理に関心があるが、

料理人というか、身近な人、友達とか、

料理上手な人がいたら、

「いいな。。。」って思ってしまう。

 

そして、いつしか、

料理上手な人を尊敬するようになった。

 

自分も、料理が上手になりたい、

もてなし上手になりたい。

 

実際には、全然、人を呼んで

ご飯を振る舞うなんてしない。

 

でも、なぜか、料理上手に憧れ、

プライベートシェフっていう仕事を

やってみたいと思ったのだ。

 

で、ひょんなことから、

初めて、大家族のために

食事を作るようになって半年がたった。

 

どんな仕事でも同じだと思うけど、

私が作らなきゃ1日が回らないというプレッシャーの中、

「いつが休み」というような決まりのない世界でやってきた。

 

いろんなことがあって、今は、

「これってプライベートシェフかも」

って思える環境にいる。

 

一言でいえば、楽。

 

とは言え、

結構調理に時間がかかっている。

 

食材の買い出しも時間がかかる。

市場は2箇所行くし、

スーパーにも行く。

 

メニューを考えたりして、

私の一日のうちで、

ご飯に費やしている時間は多いと思う。

 

でも、食べる人から、

私が作るものに対して、

文句が出るわけでもなく、

好き嫌い、あーだこーだはない。

 

食事時間とか、細かく、指図もしない。

 

私の料理を食べる人は、基本、

仕事に完全フォーカスしている人なので、

私は私の仕事に没頭できる。

 

私の先生は、

ご飯を作る人に感謝、

食材に感謝と教えてくれた。

 

私も、食いしん坊だから、

食べたいものへのこだわりがある。

 

「だから自分で作る」というところもある。

 

もし、自分の好みのものを作ってくれる人がいたら、

私は、食べる方に回りたい。

 

でも、今のところ、

私は、そんな環境にはいない。

 

自分は作らないのに、美食家で、

偏った知識を主張する人は嫌だ。

 

あれこれ要望が多すぎて、困る。

 

「自分でやれば早いのに。。」と言いたい。

 

逆に、食べ物のことはあまりわからない、

細かい味の違いもわからないと言い、

でも、美味しいとか食材の良し悪しは

なんとなくわかる。

 

とかいう人が今、身近にいて、

喜んで食べてくれるので、

作ることへの外からのプレッシャーはない。

 

その人は、お菓子系も好きだ。

例えば、初めて食べたチョコレートの味や食感を、

過去によく食べていたチョコの商品名で表現する。

 

私には、わからない名前ばかり。

 

で、

「明日のメニューは、こうです」

と話すと、

「楽しみですね」と目を輝かせる。

 

トッピングのハーブ類を用意すると、

積極的に摂取。

 

スープや、メインディッシュの上に、

無造作にのっけている。

 

食事が進むにつれて、

「栄養が摂れて元気が出た」とか、

 

本当に、エネルギーが切れて、

ヘトヘトになったりするそうで、

「倒れそうだった」とも言ったりした。

 

で、

栄養が満たされたとか、

食べて元気が回復した、とか、

ご飯を食べながらつぶやく。

 

要は、料理に関して一切の注文をつけない。

こんなやりやすいことはない。

 

一度、

「何か食べたいものはないですか?」

と尋ねると、ちょっと考えて、

「生姜」とこたえた。

 

その生姜がなかなかなくて、

今日、ようやく見つけて買うことができた。

 

買い物から帰って、早速、

ジンジャーティーをいれた。

 

おろし器が無かったから、

生姜は、細めの千切りにした。

 

「少し量が足りないかな」

と思いながら飲んでみると、

結構、味が濃厚だった。

 

香りも強くて、かじったら辛くて、

生姜の特徴がしっかりと出ていた。

 

飲んだ人も、

かなり、気に入ってくれたようだ。

 

「今日は、生姜も食べたし、

唐辛子も食べたし、体もポカポカ」と、

夕食時、満足げに話していた。

 

やっぱり、

少人数の食事を作るのがいい。

 

キッチンにある鍋の大きさも、

ちょうどいいのでやりやすい。

 

例えば、

一般的な家庭用のフライパンで、

大人数の肉を焼こうとすると、

一度では済まない。

 

なんども同じことを繰り返さないといけない。

すごく、時間がかかるのだ。

 

でも、今は、

こじんまりと料理をしている。

 

最近のこと、

レストランで食べて、新しい料理を覚えて、

今度は、自分で作ってみた。

 

家で作るときは、調味料もセーブするし、

今ある調味料だで作るので、

完全に再現はできないんだけど、

それでも、それらしいものは出来上がる。

 

それが嬉しい。

 

市場に行くと、

いろんなテイクアウトの食べ物が目に着く。

 

全部試してみたくなる。

 

で、肉の炭火焼だの、

デニッシュ生地の中に、チキンが入ったのを、

買ってみたけど、

期待したほどのことはなかった。

 

外食でその場で食べるのはいいけど、

買って帰って、

家ご飯の一部として食べると美味しく感じない。

 

今日もそうだった。

具沢山の肉スープをメインに、

肉と玉ねぎのオムレツ。

 

トマトサラダ、きゅうりのチキン和え、

飲むヨーグルトクリームチーズ

主食はパン。

 

そうすると、お惣菜パン的なものは、

くどく感じて、食べたいと思わないのだ。

 

やはり、シンプルなパンが欲しくなる。

 

そんな感じで、

明日も、揚げパンを買う予定だったが、

やめることにした。

 

単純に、主食はジャガイモ。

 

ジャガイモ入りのスープに、

ポテトサラダ、今日、

肉を下ゆでして刻んだものがあるから、

それで肉じゃが風煮物を作る。

 

あとは、じゃがバタかな。

 

明日は、ジャガイモ尽くし。

 

あとは、ニンニク、生姜、唐辛子、

そして薬味をたっぷり使う!

 

冷蔵庫に、ディルと香菜とネギが残っている。

 

生姜と赤唐辛子を一緒にとると、

血液の循環が良くなる。

 

どっちがどっちかは、忘れたけど、

どちらかが、血液を身体の末端まで行き渡らせて、

どちらかが、心臓に血液を戻す作用がある。

 

なので、生姜と唐辛子の両方取ることで、

血液がぐるぐる回るのだという。

 

それに加えて、

殺菌、強壮の「ニンニク」

 

ニンニクと生姜と唐辛子を

毎日の食事に取り入れることで、

病気の予防になる。

 

食べたものが人間を作る。

精神や感情や肉体に大きく影響を及ぼす。

 

ご飯ってやっぱり大事。

 

食材の状態と、作る人の心と、

食べるときは「和気あいあい」、

リラックスして食べるのが

いいと思います。

 

単なる食堂のおばちゃん、

女中さん、小間使いというより、

プライベートシェフとして

料理をする。

 

お母さんってプライベートシェフなんですよね。

 

そんなここを感じた今日でした。

 

 

Chamomile